バルコニー物語 ~花を育てて服を縫う~

ガーデニングと服作りの日記です。

ガーデニングとの出会い

全てガーデナーの方には、ガーデニングに出会った瞬間、運命の出会いというものがあったことだろうと思う。
その運命の瞬間、ガーデニングに魅了された瞬間に、その後長く続くガーデニングの道に一歩踏み出すことになるのだ。


8年くらい前だったと思う。
近所のちょっとしたイベントでマリーゴールドの苗を貰ってしまった。
当時、ガーデニングには全く興味がなかった。
庭には最初に植栽された庭木だけで、しかも枯れそうになっているものも多く、この先自分は一生ガーデニングに関わることはないだろうと思っていた。
だからマリーゴールドを貰ったときはむしろ、なんて余計なものを…くらいの気持ちで全然嬉しくなかった。
でもポット苗のままにしておくのもどうかと思って玄関前の小さい花壇に植えた。
その瞬間だった。
ポワッと灯りがともったように心の中が暖かくなったのは。
マリーゴールドのかわいらしさにびっくりした。
それから水やりをしてお世話していたら、どんどん花を咲かせていくことに更に驚き感動したのだった。
それから、庭でいろんな花を育てるようになり、枯らしたり失敗したりを繰り返しながら、どんどんガーデニングにはまっていく今の私がいる。






白い小さな花が欲しくて購入したウィンターコスモス。

バルコニーガーデンを始める前に

バルコニーでガーデニングしようと思い立って、まずしなくちゃいけないと思ったのが掃除だった。
この前家の定期点検をしてもらったときはバルコニーの排水は詰まってないということだったけど、10年間全く掃除していない。
一見たいして汚れていないように見えるけど、タイルの下は塵埃が溜まっているだろうし、日当たりが悪い壁やエアコンの室外機の下は藻で緑色になっている。
今まで見て見ぬ振りを続け、一度もバルコニーの掃除をしようなんて思ったことなかったけど、自分だけのバルコニーガーデンを作ると決めたとたんに張り切るのだ。
まずタイルを外して掃き掃除。
タイルを剥がすのも大変だったけど元通りにはめ込むのもさらに大変だった。
ドキドキしたタイルの下だったけど、ビックリするようなものとかは何もなくて、埃や枯れ葉がほとんどだった。量もたいしたことはなかった。
しかし今後も定期的にこれをしなくちゃいけないと思ったら、ちょっと自信なくなりそう。
タイル下の掃除が終わったら次は、藻。
藻は一体どうなの!?と思ったけど、水をかけながらデッキブラシで擦ると意外と簡単に綺麗に落ちた。
ここのところは毎朝ジョーロ1杯の水を使って少しずつ汚れを落としていくのが日課だ。






1年前に購入したモミジ葉ゼラニウム。

高温多湿に弱いと書かれてあったから夏に枯れるんじゃないかと思ってたけど(日陰で放置気味にしてた)、涼しくなったら元気になって、葉の色も可愛くなった。
今はひっそり目立たない場所に置かれているけど、玄関前かバルコニーに昇格してもいいかな。

ないしょのバルコニー

バルコニーでガーデニング始めたことを夫には話していない。
夫はハナゴコロ(花を愛する心)が分からない人なので、ガーデニングの趣味は共有できない。
さらにガーデニングはちょっと汚いものとみなされ、私の土いじりに良い顔しない時も多々ある。
バルコニーガーデンのことをあらかじめ話すと反対されるのは分かりきっているから内緒にしている。
内緒にしているというよりはただ単に話していないだけなのだけど。
そして夫に見つからないようにするため、夫の帰宅までには寝室の窓のカーテンを閉めてバルコニーが見えないようにしている。
夫の寝室の出入りは起床時と就寝時だけだからカーテンさえ閉めていたらバルコニーを見ることはない。
現在鉢植え2つしか置いてないけど、来週は大きめのコンテナに花を植えて、観葉植物を1つ置く予定。
着々と進むバルコニー計画。
いつまで内緒にできるのか、バルコニーの異変にいつ夫が気づくのか、ちょっと楽しみでもある。



この木製のコンテナにクリサンセマムを植えたらかわいいんじゃないかと思ってる。






この前室内に入れてあげたヒポエステス。
鉢を買いに行くのが面倒だから家にあるもので作った。
↓材料




↓仕上がり

なんか…、ごめん。
春になったらきちんと植え替えてあげるから枯れないでね。